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2024/06/23 15:15
熊忌避剤『熊をぼる』の概要
製品の成分とその特徴
熊をぼるは、熊被害対策を目的として開発されたクマ忌避剤の名前です。成分には青森県産の木から抽出しいた木酢液と、青森県内で栽培した激辛で知られる唐辛子「ジョロキア」等を組み合わせた自然由来の完全国産品忌避剤です。
この成分は熊の嗅覚を刺激し、熊にとって非常に不快な臭いを発生させるため、熊を寄せ付けない効果があります。ジョロキアの強烈な辛味成分と木酢液の独特な臭いが合わさり、従来のレベルとは違う高い忌避効果を発揮しす。
製造地とその背景
熊をぼるは青森県中泊町で製造しています。この地域は古くから木炭製品の製造が盛んで、その技術と知識を活かして熊忌避剤が作られました。製造地の背景には、地元産業の発展と熊被害の深刻さがあり、地域と自然環境を守るための取り組みが込められています。
天然由来成分の効果
カプサイシン(唐辛子成分)の効果
『熊をぼる』には激辛な唐辛子「ジョロキア」と「ハバネロ」の成分であるカプサイシンが使用されています。
カプサイシンは非常に強い刺激を持つ成分で、熊の嗅覚を強く刺激し不快にし、その効果により熊はその場から逃げます。
熊は非常に発達した嗅覚を持つため、カプサイシンの刺激は効果的な忌避策として機能します。天然由来の成分であるため、環境にも配慮された安全な製品という点も特長です。
木酢液の効果
もう一つの重要な成分は木酢液です。これは木材を炭焼きする過程で得られる液体で、強い臭いを発します。この木酢液は熊にとって非常に嫌な臭いであり、熊をその場から遠ざける効果を持っています。加えて、木酢液は天然由来であるため、環境に優しいことも魅力の一つです。炭焼きの過程で得られるため、製造過程自体が持続可能な方法であることもポイントです。このように『熊をぼる』は、自然由来の有効成分をうまく組み合わせて、高い熊忌避効果を発揮します。
具体的な使用方法
携帯用の使用方法
熊忌避剤『熊をぼる』の携帯用は、ハイキングやキャンプ、釣りなどのアウトドア活動中に熊と遭遇するリスクを減らすために設計されています。使用方法は非常にシンプルです。まず、熊をぼるの容器をしっかりと振って内容物を均一にします。次に、熊が近づきそうなエリアや通り道となりうる場所にスプレーします。持ち運びしやすいデザインで、ポケットやリュックに収納しやすいサイズなので外出先でも気軽に使えます。
『熊をぼる』携帯用
(収納袋、携帯用ケース、熊をぼるを染み込ませた袋)
『熊をぼる』携帯用をリュックに付けた様子
設置用の使用方法
熊忌避剤『熊をぼる』の設置用は、圃場、家庭菜園や山小屋、キャンプ場などの固定された場所で使用するために開発されました。
効果は2〜3か月間熊を忌避する効果が続きます(設置環境で変わります。匂いが出ていれば大丈夫です。定期的に確認ください)。
設置の方法としては、まず忌避剤が直接触れないようにビニール手袋や保護メガネを着用し、安全に取り扱います。
300mlタイプはそのまま設置できるようにペットボトルの上部が空間になっています。この部分をカッターで両側 雨が入らないように傘状にカットして キャップ部分に紐を付けてぶら下げます。
『熊をぼる』300mlの開封、設置方法
熊をぼるは、熊が出現しやすい場所に置きます。特に獣道の熊の通り道や足跡が見られるエリアに設置することで、より効果的に熊を遠ざけることができます。
熊をぼるは、設置場所によっては定期的に点検し、効果が薄れていないか確認することが重要です。
例えば、雨などによって忌避剤が流される恐れがある場所では、こまめな点検と補充を行ってください。それにより長期間にわたって熊被害を防ぐことが可能です。
『熊をぼる』300mlをゴルフ場の茂みに設置した様子
『熊をぼる』300mlを等間隔で設置して忌避している施工方法
『熊をぼる』1000mlで補充を
実際の効果と使用者の声
熊撃退の実績
1955年に開発してから多くの実証実験が行われて、高い成果を上げてきました。
青森県内に出没する熊に対しては、100%に近い忌避効果が得られ、その他全国自治体様等でも同様の効果があったとの報告を得ております。
例)青森県弘前市/青森県深浦町/静岡県御殿場市/長野県高山村/山形県小国町/岩手県奥州市/秋田県能代市他。※当時の時点です。
現在は、キャンプ等での活用等でも多くご利用されています。
大学の獣医学部に依頼し、調べて
特に熊被害の発生した地域では、100%に近い忌避効果が認められています。自然由来の成分として、激辛な唐辛子ジョロキアと国内産の木酢液がブレンドされており、熊の嗅覚を強く刺激し、不快な臭いを発生させることで熊を遠ざけることが可能です。
この製品は携帯用と設置用の2種類があり、それぞれ2〜3か月間の効果が持続するため、短期間での入れ替えの必要がありません。これにより『熊をぼる』は、多くの地域で熊の襲撃から人々を守る有効な手段として活用されています。
ユーザーの体験談
『熊をぼる』を実際に使用したユーザーからは、多くの評価が寄せられています。
農家の方からは農作物の芽を食べられることが少なくなり、収穫量が増えたとの声が聞かれます。
鉄塔点検等で山に入る場合には、使ったら熊が全く寄り付かなくなったといった実感が報告されています。
獣害対策の柵が破られた所には、獣が来なくなったとの報告がされています。
また、熊以外にもシカ、イノシシ、タヌキ、ハクビシン、アライグマ、モグラやネズミ、ナメクジ、ヘビ、サルなどにも効果がありました。
自然環境への配慮と安全性
環境配慮型の成分
クマ忌避剤として開発された『熊をぼる』は、自然由来の成分を使用しています。
この製品には主に国内産の木酢液と激辛な唐辛子「ジョロキア」が配合されており、これらが熊の嗅覚を刺激して遠ざける効果を発揮します。木酢液は炭焼きの過程で得られる副産物であり、その成分は鳥獣忌避には優れた効果を持つとされています。また、ジョロキアを含む唐辛子成分は非常に強い刺激を発生させるため、熊だけでなく他の野生動物にも効果的です。
動物や人間への安全性
『熊をぼる』は動物や人間への安全性も考慮されています。このクマ忌避剤は農薬を使用しておらず、完全に天然成分で作られているため、環境への負担を最小限に抑えています。製品の成分である木酢液やジョロキアは、適切に使用することで人間や家畜に害を及ぼすことはありません。ただし、激辛成分であるため、使用時にはビニール手袋や保護メガネを着用し、直接触れないように注意が必要です。これにより、製品を安心して利用できるようになっています。
今後の展望と課題
さらなる改良と進化
熊被害対策として開発された熊忌避剤「熊をぼる」は、すでに多くの効果が認められていますが、今後も改良と進化を続けていく予定です。
特に、成分の配合や持続効果の向上などが挙げられます。具体的には、熊がさらに忌避する臭いや刺激を発生させるために、木酢液やジョロキアなどの自然由来成分の配合を見直し、より強力な効果を狙っています。このような改良により、今後も多くの地域で熊撃退の実績を積み重ねることが期待されます。
普及に向けた取り組み
「熊をぼる」の普及に向けては、さまざまな取り組みが行われています。
まず、製品の認知拡大を図るために、伝農アシスト株式会社は、被害の地域の農家や山林業者。各市町村の獣害対策部門にお伺いし、説明会を開き、実際の使用方法や効果についての情報提供を行っております。
また、オンラインによる販売や情報発信も進められており、公式ウェブサイトやSNSを通じて、熊の被害が深刻な地域や熊被害に関心を持つ人々への情報提供が行われています。このような普及活動により、「熊をぼる」が日本全国で広く認知され、熊被害の軽減に寄与するようしております。
自然環境への配慮と安全性
環境配慮型の成分
クマ忌避剤として開発された『熊をぼる』は、自然由来の成分を使用しています。
この製品には主に国内産の木酢液と激辛な唐辛子「ジョロキア」が配合されており、これらが熊の嗅覚を刺激して遠ざける効果を発揮します。木酢液は炭焼きの過程で得られる副産物であり、その成分は鳥獣忌避には優れた効果を持つとされています。また、ジョロキアを含む唐辛子成分は非常に強い刺激を発生させるため、熊だけでなく他の野生動物にも効果的です。
動物や人間への安全性
『熊をぼる』は動物や人間への安全性も考慮されています。このクマ忌避剤は農薬を使用しておらず、完全に天然成分で作られているため、環境への負担を最小限に抑えています。製品の成分である木酢液やジョロキアは、適切に使用することで人間や家畜に害を及ぼすことはありません。ただし、激辛成分であるため、使用時にはビニール手袋や保護メガネを着用し、直接触れないように注意が必要です。これにより、製品を安心して利用できるようになっています。